今回の旅人はハリウッドスター、ショー・コスギを父に持つシェイン・コスギ。おじいちゃん、おばあちゃんとの触れ合いを求めて長寿日本一の村、岐阜県和良村を訪れた。
期待に胸を膨らませながら村に入ったシェイン。しかし、辺りに人は見当たらない。仕方なく家を訪ね歩いてみることにした。「こんにちはー、シェインです。アメリカから来ました」とぎこちない日本語で説明をするシェイン。家の人たちは突然アメリカから来たと言われて戸惑いつつも話をしてくれていた。
家を訪ね歩いている途中でウォーキングをしている5人のおばあちゃんの集団に出会った。シェインは一緒に歩きながらおばあちゃんと話をした。アメリカで都会暮らしをしてきたシェインはおばあちゃんたちに「ここらへんはテレビはあるんですか?」と発言。それを聞いて明るい地元のおばあちゃんたちは大笑い。
シェインとおばあちゃんたちはいつしか打ち解けて話し合っていたが、ウォーキングは突然解散し、名前すら聞けなかった。取り残されたシェインはまた家を訪ねることにした。途中、おじいちゃんに出会ったり3匹の犬を連れた女の人に会ったり、カラオケをやっているおじさんに会ったりと色々な人と出会い、地元の人々と触れ合うことができた。
その後、家に泊めてくれる人を求めて何軒か家を回ってみたが人が出てこない。人がいてもお泊まり交渉は難航するばかりだった。
そして遂に最悪の事態が・・・。雨が降り出したのだ。傘をさしてお泊まり交渉を続けるが、上手くいかない。ある家ではタレントである証明に名刺か免許証を見せろと言われる始末。辺りはすっかり暗くなり寒さも増してきた。1年中温かいロサンゼルスで暮らしていたシェインにはとても辛そうだ。途方に暮れるシェイン。その時シェインの頭によぎったのは旅の始めのほうに出会ったおばあちゃんたちだった。もうほかに道はない。
おばあちゃんたちが帰っていった家を訪ね、呼び鈴を押す。中から出てきたのはおじいちゃんだった。おばあちゃんはお風呂に入っているという。おじいちゃんに泊まらせてもらえるか聞いてみたが、せまい家なので泊まるのは無理だという。でも向かいに建っている息子夫婦に聞いてみてくれと言ってくれた。息子さん夫婦の家を訪ねお泊まり交渉をするシェイン。家の娘さんがシェインのことをテレビで見ていてくれて晴れてお泊まりOKをもらえた。
お母さんはこれから小学校でバスケットをやっている息子を迎えに行くという。シェインも一緒に小学校へ行った。学校では小学校からバスケをやっていたシェインも試合に加わり、華麗なボールさばきを披露した。家に戻ってからは息子さんと娘さんに英語レッスンをし、その後でおじいちゃん、おばあちゃんの家で2人のお話を聞いた。2人のなれそめ、おじいちゃんが大工さんをやっていて建築会社・製材所を設立、その後現在の2代目に譲ったという話。自分の祖父、祖母の記憶があまりないシェインは色々な話を聞けて嬉しく思った。
息子さん夫婦の家に戻ると温かい夕飯が待っていた。夕飯の席でシェインはどうしても腑に落ちないことをお父さんに聞いてみた。「なぜ不便な田舎に暮らしているんですか?」都会暮らしのシェインにとっては何もなくて不便な田舎に暮らしているのが不思議でならないのだ。お父さんは「田舎はやっぱり人がいいからねー」と答えてくれた。「ふ~ん」とうなずくシェイン。その日出された美味しい御飯を全て平らげ、温かいお風呂を頂いて旅の疲れを取った。
翌朝、娘さんが受験に出かけるのを見送った後、製材所のお手伝いをすることにした。材木の仕分け、余分な皮の除去など慣れない作業で大変だったが、シェインなりに一生懸命仕事をした。
そしてお別れの時。「今度来る時は連絡してね」とおばあちゃんが言ってくれた。これまで経験したことのなかった日本の田舎暮らしを体験したシェイン。その温かさを身をもって知った旅だった。
シェイン・コスギが「日本のおじいちゃん・おばあちゃんに会いたい」と岐阜県和良村へ より
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